2018年2月1日(木) 経済産業省 平成29年度地域中核企業創出・支援事業 特別セミナー ロボットフォトニクス産業の創出への期待

全国の社会インフラの多くは、急速な老朽化が進む状態が今後数十年にわたって続くことが避けられません。そのため、全国でインフラ点検を計画的、且つ効率的に進め、必要な処置を急ぐことが求められています。しかし、現在のインフラ点検は、目視検査や打音検査が主で、人間の五感に頼っているため、熟練点検員の減少による人員不足、早急な新たな人材育成の必要性など、大きな課題が生じています。
一方、先の東日本大震災を受けて2013年に国土強靭化基本法が公布、施行されたことを皮切りに、官民でのインフラの維持管理の効率化や高度化のための技術開発が推進されています。これら技術開発の中心としてロボット技術への注目が高まっており、社会インフラ用自律型ロボットの開発が急務となっています。ロボットの自立化には画像処理システム技術を基本とする高度なロボットビジョン技術(ロボットフォトニクス技術)が極めて重要となります。
フォトニクス産業は多くの技術分野に関係しており、ロボットフォトニクス産業創出のためには様々な企業による協業ネットワークが求められます。「ロボットフォトニクス産業の創出」(経済産業省近畿経済産業局の委託事業)プロジェクトでは、まずビルなどの建造物を代表とする社会インフラ検査における企業ネットワーク「関西連携モデル」を確立すべく取り組んでいます。将来的にはインフラ検査に限らず、更に他の分野、介護・福祉、農業などへの展開を目指して参ります。
本セミナーは、ロボット技術とフォトニクス技術を繋げる場の提供を通して、新たなロボットフォトニクス産業の創出を目的としています。「ロボットフォトニクス産業の創出」にご関心のある多くの方々にご参加いただき、積極的な「関西連携モデル」へのご賛同をお願い申し上げます。

日 時 :2018年2月1日(木)13:00~17:00、 懇親会(17:00~18:30)
場 所 :千里ライフサイエンスセンター サイエンスホール(5F)

大阪府豊中市新千里東町1-4-2
アクセス:http://www.senrilc.co.jp/access/index.html

主 催 :経済産業省近畿経済産業局

公益財団法人レーザー技術総合研究所(レーザー総研)
協 賛 :特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会関西( JPC関西)
募集人員 :100名(事前登録制で定員になり次第〆切)

参加費:無料

情報交換会:50名(事前登録制で定員になり次第〆切)

一般参加費:3,000円
会員参加費:2,000円(レーザー総研会員、JPC関西会員、ABPI研会員、JPC会員)
※参加費は、当日受付にて現金でお願いします(領収書発行)

【プログラム】

【開会】13:00~13:10(10分)
主催者: 経済産業省近畿経済産業局地域経済部次世代産業・情報政策課
課長補佐 平田 省司

【取組説明】13:10~13:40(30分)
演題:ロボットフォトニクス産業創出事業の概要説明
講師:藤田 雅之(レーザー技術総合研究所 レーザープロセス研究チーム 主席研究員)

【招待講演】13:40~14:20(40分 質疑応答含む)
演題:国土交通省における次世代社会インフラ用ロボット導入の取組について
講師:新田 恭士(国土交通省 総合政策局公共事業企画調整課 企画専門官)

【特別講演】14:20~15:00(40分 質疑応答含む)
演題: 社会インフラの維持・管理のためのフィールドロボットの研究開発の動向
講師:加藤 晋(産業技術総合研究所 知能システム研究部門フィールドロボティクス研究グループ グループ長)

休憩15:00~15:15(15分)

【特別講演】15:15~15:55(40分 質疑応答含む)
演題:ロボット+フォトニクスの未来(仮)
講師:三島 滋弘(株式会社オプトロニクス社 編集長)

【講演】15:55~16:20(25分 質疑応答含む)
演題: 樹脂レンズの小型・低コスト化技術と応用展開
講師: 河合 伸典(ナルックス株式会社 BCRU RU長)

【講演】16:20~16:45(25分 質疑応答含む)
演題: インフラ点検におけるセンシングデバイス(仮)
講師: 調整中(沖電気工業株式会社)

【アンケート回収後閉会】16:50

【情報交換会】17:00~18:30
会場:千里ライフサイエンスセンター 601号室(6F)
講師は全員出席、意見交換・情報交換、企業によるデモ など
企業によるデモ(調整中)
・ナルックス株式会社 :光学系や計測技術の紹介
・株式会社コンステック:ビル外壁の模擬欠陥ありの試験体+打診捧で打診検査を体験
・沖電気工業株式会社 :打音検出装置

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