2016年9月27日(火)定例講演会 医療・看護・介護フォトニクスの新たな展開
【開催趣旨】
わが国では団塊の世代が次々と高齢者の仲間入りをし、生活習慣病や脳機能疾患、癌の早期診断のニーズが急速に高まっています。中でも、重篤な血管障害を引き起こす生活習慣病の診断では、いつでもどこでも誰でも使えるユビキタス診断技術(ヘルスケア技術)が求められています。一方では、看護・老々介護を含めて高齢者の日常生活を支える医療技術開発が切望されています。
このような切迫した状況の中で、医療における光技術の貢献はまだまだ少ない状況です。光学/フォトニクスは高感度センシング、高速並列信号処理、鮮明なイメージング等々の多くの利点をもちながら、これらが具体的な医療に活かされていません。今こそ、光のもつ高いポテンシャルを活かしてわが国の医療技術を飛躍的に発展させ、これを産業として育てていく時がきているものと考えます。
本講演会では、医療・看護・介護分野でご活躍の方々にフォトニクス技術の応用事例や今後の期待などを織り込んで紹介いただきます。そして、この分野の新たな展開や産業の発展に少しでも貢献できることを願っておりますので、関係者の皆様の積極的な参加を宜しくお願いいたします。
【講演会開催概要】
・時期:2016年9月27日(火)10:30~16:40、その後18時30分まで懇親会
・場所:マイドームおおさか8F 第3会議室(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-5)
http://www.mydome.jp/access/
・主催:特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会JPC関
共催:光エレクトロニクスフォーラム
協賛:レーザー学会、オプトロニクス社、可視光半導体レーザー応用コンソーシアム
・募集人員:70名(事前登録制で定員になり次第〆切となります)
・参加費(懇親会含む)
一般:5,000円
JPC関西会員:1,000円、ABPI研会員およびJPC会員:3,000円
法人会員は3名まで参加可能です。JPC会員にはWeb会員は含みません。
プログラム
【挨拶】10:30~10:45(15分)
主催者:中井 貞雄(JPC関西支部長、大阪大学名誉教授)
来 賓:志賀 英晃(近畿経済産業局地域経済部次長)
【講演1】10:45~11:05(20分)
演題:オーバービュー
講師:春名 正光(JPC関西顧問、大阪大学産学連携本部イノベーション部特任教授)
【講演2】11:05~11:55(50分)
演題:ラマン分光による涙に含まれる薬効成分の分析
講師:山田 憲嗣(一般社団法人臨床医工情報学コンソーシアム関西 上席研究員、大阪大学 招へい教授、光産業創成大学院大学 客員教授)
【講演3】11:55~12:45(50分)
演題:手のひらサイズの非侵襲血糖値センサー
講師:山川 考一(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 関西光科学研究所 レーザー医療応用研究グループ)
【昼食休憩】12:45~13:50(65分)
【講演4】13:50~14:40(50分)
演題:パナソニックにおける医療福祉ロボットの開発
講師:安藤 健(パナソニック株式会社 生産技術本部 ロボティクス推進室)
【講演5】14:40~15:10(30分)
演題:最新の光コヒーレンストモグラフィー(OCT)
講師:諫本 圭史(santec株式会社 光画像センシングビジネスユニット)
【休憩】15:10~15:30(20分)
【講演6】15:30~16:00(30分)
演題:見守り機器
講師:安川 徹(ノーリツプレシジョン株式会社ロボット事業プロジェクト)
【講演7】16:00~16:30(30分)
演題:ロボットアシストウォーカーRT.1の開発
講師:藤井 仁(RT.ワークス株式会社 代表取締役)
【主催者より】16:30~16:40(10分)
山本 和久(JPC関西運営委員長)
【懇親会】17:00~18:30 会場:1Fレストランマイドーム
・飲食を準備
・講師は全員出席予定
・意見交換・情報交換 など
(都合により一部変更となる場合がありますので、ご承知置きください。講演内容の撮影や録音はご遠慮ください。)